子供の裏切り
最近、末っ子の湊が「脱獄ごっこ」というアプリを颯太と私と3人で遊びたいというので、付き合っています。
簡単に説明すると、市民と人狼に分かれて鬼ごっこをするというイメージです。市民、人狼はお互いに武器を所有しており、当然人狼の方が破壊力が高く、市民は弱々しい存在です。
その名の通り誰が人狼か分からないわけですが、人狼を見破り逃げながら脱出のボタンを探すというゲームとなっています。
さて、湊はこんな感じ。
恐竜のスキンが可愛い。と酔っ払っている時に気が付いたら買わされていました。
が、事件は起こりました。
私はこのゲームはじめてだったので、フラフラしていると、
湊:パパー!ボタンあったよー!こっちきてー
私:分かったー
と湊のもとへ向かいました。
すると、なんということでしょう。
ゲハゲハ笑いながら人狼棒という武器で私をしばき上げてきます。速攻で殺されました。
問題はお分かりでしょうか。
湊は6歳。
小学生になったばかりです。
この狡猾さはなんや。
あんなに可愛い声で「パパー」呼ばれたら行くやろ。そしたらゲハゲハって。
親の心子知らず。
貴様の成長を見守ってきたんやぞ!
ゲームしとる暇無いんやぞ!
このジャリガキが!
と思いつつ、成長を感じた瞬間でした。
そして、決めました。
こいつには一切手加減はしないこと。
世の中の厳しさを嫌というほど味合わせてやろうと。
覚えとれよ。