かっこいいお父さんでいるために

子供たちに向けて父親として何か残したいと思ったブログ

兄弟によるポケモンのすゝめ

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ポケモンという言葉を一度は耳にした事があるのではないだろうか。現在、うちのチビどもがNintendo Switchで遊んでいるポケモンだ。

私が小学校2年生の時に初めて発売されたゲームボーイでプレイするポケモンは赤・緑だった。とても懐かしい。

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カラーによって登場するポケモンが若干違い、プレイヤー同士で交換する事で、全てのポケモンをゲットしていくという方式になっている。当時、友人には兄弟がいて、兄弟同士でポケモンを交換できるため、とても羨ましかった。

私は友人に交換を求めるしかなく、ある種のコミュニケーション能力になったのかもしれないが、やはり兄弟はいいなーとよく思ったものだった。

ビジネス的にはよく練られており、かっこいいポケモン、かわいいポケモンだけでなく、コレクションするという要素に付け込み、更には交換というハードルを課している。

大人であれば、両方のソフトを購入してしまう人もいるだろう。そんな中で、兄弟でポケモンをする事は非常にいい事だと思っている。

両親からすれば、ソフトを2本購入する事になるので、出費が2倍となる。正直、たまったものではない。しかし、兄弟のやり取りを見ていると買ってやりたくなるのだ。

10歳の兄、6歳の弟では、好みのポケモンもストーリーを進めるスピードも違う。ポケモンには属性という概念がある。

  • 火は草に強い
  • 草は水に強い
  • 水は火に強い

草という属性が存在するのかは知らん。調べるのが面倒なのでイメージで書いただけだ。実際には、ポケモンの属性には土もあるし、翼や虫など訳のわからん属性があり、更には虫と土、など復号された属性要素などもある。

つまりは、ポケモン同士を戦わせるにも複雑な属性を考慮した上で、パーティー編成を行う必要があり、子供には難易度が高いゲームでもあるのだ。

皆さんもポケモンのアニメでこのセリフを聞いた事があるのではないだろうか。

ピカチュウ君に決めた!

主人公のサトシがポケモンボールを投げて、ポケモンを召喚?呼び出す?シーンだ。割とサトシはバカの一つ覚えでピカチュウを呼び出し何とかさせる事も多い。

俗に言うパワープレイやゴリ押しといった脳筋戦術だ。6歳の弟はこうなるケースが多い。好きなポケモンを使うし、属性など知った事ではない。そして、クリアできずに泣き出すのだ。

こんな時にヒーローは現れる。

兄だ。

「貸してみ。」

とSwitchを取り上げ、自分のゲームの時間を延長するのだ。いや、弟の救済を行うのだ。兄は偉大だ。属性を考慮し、弟のポケモンを観察し、すぐにパーティー編成を組む。レベルが足らなければ、レベル上げを指示し、YouTubeで攻略法を確認し、的確に攻略を進める。

我が家のお風呂では、弟が兄にポケモン攻略の相談をする時間になっている。そして、お風呂を出れば、兄は弟を救うべくSwitchを奪いとり、あっさりと攻略する。

弟にとって兄はヒーローなのだ。

また、交換というポイントがやはり良い。

弟が欲しいポケモンを兄は探し出し、優しく交換するのかと思いきや、交換条件を持ちかける。弟にとってはとてもハードルが高いのだ。そして、ハードルを乗り越えられずに泣き出す弟へ手を差し伸べ、ゲームの時間を確保するのだ。何という戦略性。ここで大切な事は、弟も攻略できて喜んでおり、WinWinの関係が構築されている。ポケモンは兄弟の上下関係を教え込むのに非常に良い。

と言うのは半分冗談だが、泣く弟に手を差し伸べる兄の姿は何度見てもいいものだ。なんだかんだ言いながら助けてやる。欲しいポケモンがいれば見つけてきて渡してやる。兄の優しさもこうして紡がれる。2人で寝転んで仲良くポケモンをしている姿は愛おしい。

ゲームは悪ではなく、使い方次第だ。

いつまでも助け合う兄弟でいて欲しい。