父と娘の予習
人の時間は限られている。
家族といられる時間は有限だ。
行き当たりばったりの人生も良いけれど、自分がしっかりすれば、それだけ多くの事に対応できるようになる。
それが周りの人間にとって有益となるように「予習」は大事なことだと思う。
父にとって子はいつまでも子という人もいる。
それは間違いのないことだ。
しかし、子ではなく「人」として見た時、子には子の考えがあり人生がある。
人が成長するのには時間がかかる。
だから、責めるのではなく、急かすのではなく、その人が動けるまで待てる人間になりたい。
この動画は何度観ても泣いてしまう。
けれど、反面教師としての役割を果たしてくれる。
娘には娘の言い分があるのだ。
朝横で髭を剃られたらいやだろう。
渡す手袋は、小学生じゃないのだから。
友達といるのにずっと待たれたら。
娘を想像する。
何を考えているのか分からないが考える。
それは「優しさ」だと思う。
これは私と娘のバイブルだ。
先日12歳の娘に「お父さんもたぬきみたいなお腹になるの?」と聞かれた。
父はそうはならん。
毎日、私が懸垂によるトレーニングをしているのは、娘に「かっこいい」と思われる父でいるためだ。そんな自分が一番子供なのかもしれない。
だが娘よ!男とはそんなものだ。