かっこいいお父さんでいるために

子供たちに向けて父親として何か残したいと思ったブログ

willよりもshall

今仕事で悩んでいる事はたくさんある。

  • 課長が主任を育成できない。
  • 古い昭和的思考で組織マネジメントしようとする40代以上が多い。
  • 理論は立派だが実践できない。
  • 初めはいいが、息が続かない。
  • 自分の人生設計がない。
  • つまり、何のために働くか?がない。

というのは、全て部下に対して感じている事だ。

人の育成には時間がかかる。子供なんてまさにそうだ。部下は一応大人であるため、自分で食事もするし、好きなこともする。けれど、子供は自分でご飯は作れないし、外に出せば事故に遭うかもしれない。

それを何年も何年もかけて、一人の人間に育てる。が、高校や大学を出て社会に出れば、子供のように自分では何もできない期間が多くの人にはやってくる。

問題なのは、それを上手くリードできない先輩や上司達だ。一言でいえば、我慢ができないのだ。我慢のできない上司の最終到着地点で言い放つ言葉は以下だ。

会社からの指示だ!業務命令だ!

まあ、これは間違いではない。しかし、これでは人は動かないし、成長もしない。

今日の題名にwillやshallを使っているが、業務命令などはshould(〜すべき)という考えになる。正義感や責任感の強い人は、この言葉をよく使う。けれど、今の世に必要なのは、shallなんだと思わされた。

 

昨日にコラムを読んでいると、40代からはwillよりもshallが大切という内容があった。ざっくり書くと、

  • お悩み相談
  • 相談者はしたい事(will)がない。
  • よって、職場で馬鹿にされている。
  • その回答がshall

相談者はwillがなく、職場で馬鹿にされ厄介者扱いされているという。また、趣味のドライブに家族を誘っていいものか?家族からも厄介者扱いされているという。しかし、回答者はだからこそ、shall(一緒にしませんか?)が必要という。

昔、役所広司主演のshall we dance?という映画が好きだった。

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今の世の中はwill:私はこうしたい!!!というだけでは人はついて来ない。それよりも、shall:一緒にやらい???が必要なのだと思った。つまり、人をどう巻き込むのか?それがより必要なのだ。

 

課長など人の上に立つ者には、これを理解して欲しい。部下は道具ではない。

これを一緒にやらないか?やったら貴方にこんなメリットがある。または、部下がしたいと思っている事は、じゃあ一緒にどうやったらできるのか考えよう!として欲しいのだ。

 

仕事だから!ミッションだから!

 

というのはマネージメントではない。それをどうやったら実現できるのか?部下に気付かせ、実践させ、部下の手柄と経験にする事が上司の役目だ。

だが!しかし!これをやれる人間は本当に少ないと感じる。人を育てるのには時間がかかる。

なによりも歳上にこれを教えるのは難しい。何度も何度も話さねばならない。

部下には今やっている仕事が無駄に思える時がたくさんあると思う。けれど、無駄ではない。小さくとも必ず経験にはなっている。

それを自信にさせ、shallをお客様とも共有できれば、人と人とが結びつく。仕事において、その幸せを頼られることの喜びを部下に教えてやって欲しい。

今日もまた歳上部下達との対話は続く。

子供達には大人になったら読んで欲しい。

自分に子供ができた時、部下や後輩ができた時、自分のしたい事だけを押し付けても人は巻き込めない。人に理解してもらう事や協力してもらうには、契約や恐怖だけが手段ではない。

なによりも一緒に(shall)悩むこと、寄り添う事なのだ。そして、その時間をどう作るのか?いつの時代も悩みは同じでないかと思った。